2018佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
佐賀県佐賀市で2018年10月31日(水)から11月4日(日)まで開催される観客数80万人を誇るアジア最大級のスカイスポーツイベント(熱気球競技大会)で、今年は第39回目になります。
熱気球が生まれたのはフランス革命の真っただ中、アメリカで独立戦争が始まった1783年にフランスで初の熱気球の飛行に成功し、続いて水素を詰めたガス気球も飛行も成功しました。
現代のパリではBallon de Parisといった気球に搭乗し150m上空を遊覧できるサービスがあります。
6400個!のLED電球は緑→黄色→赤と光の色で大気の汚染状況や交通情報を知らせています。
日本では日露戦争で偵察用に使用されたり、太平洋戦争の風船爆弾とか軍事用のイメージがありましたが1956年にフランスSF作家のジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』の大冒険小説が映画化され、これまので武器としてのイメージが払拭され、スポーツやエンターティンメントといった印象に変化したと思います。
ドローンレース世界大会を
さて、2018年日本ドローン協会ではドローンレース世界大会開催にむけ会場の候補地であったり、大会の企画運営に頭を悩まされていました。
大分、福岡、栃木などで候補地を模索し最終的には福島県の猪苗代で開催しました。時間的な制約もあり観客動員が少なくスポンサー獲得が悩ましい状態でした。
「80万人の観客数を誇る佐賀インターナショナルバルーンフェスタの空き時間にドローンレース世界大会を行なえば多くの課題が解決される筈!」
空を飛ぶことに特別な思いを抱く人達の誠意と情熱は実を結び、2019年はドローンレース世界大会を佐賀インターナショナルバルーンフェスタの会場で開催できるようになりそうです。
まさに雲一つない秋晴れの空(運営本部から会場を望む)11/4 バルーンファンタジアの16機
熱気球のバーナーの咆哮は遠くからでも聞こえます 11/4 バルーンファンタジア
プロパンガスとブタンガスの混合気でバーナーの火力は家庭用のガスコンロの1000倍あります
ゲームソフトの会社のバルーンもありました(メインスポンサーはHONDAです)11/4バルーンファンタジア
参加するバルーンは109機(17カ国・地域から)一機1000万円からなので、空に10億円以上が舞い上がります 11/4 バルーン競技
悠々と空に舞い上がる熱球、遠くの街、離れたJRの列車の窓からも観覧することが出来ます。
この期間だけ出現する「バルーンさが駅」・窓口でしか買えない乗車チケット・スタッフ用駐車券
夜間係留です随所で船舶用語がつかわれています 11/3 ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン(夜間係留)
左:町田耕造さん
特定非営利活動法人熱気球運営機構 会長
株式会社ジャパンバルーンサービス 代表取締役
熱気球世界選手権の日本初開催誘致に成功
右:溝部公憲さん
一般社団法人日本ドローン協会 代表理事 (陸上単発飛行機操縦士)
日本ドローン協会の本部(大分県杵築市 元杵築市立上小学校)
日本の算学、天文学、測量の歴史をふりかえりますと、日本独自の暦(大和暦)を作成した渋川春海(『天地明察』冲方丁)が有名ですが、大坂に目を向けると、ケプラーの第3法則を独自に編み出した天文学者、麻田剛立(月のクレーターに「アサダ」と名前がつけらえています。)
麻田剛立は日本ドローン協会の本部がある大分県の杵築藩出身です。
その門下の高橋至時(息子は伊能忠敬に測量を教えた高橋景保)、高橋至時ととも「町人の暦」を作成した間重富。
少し時はながれ、算学者の福田理軒などなど江戸時代の大坂はスーパーサイエンス・ストリートでした。
エントランスホール
理事の部屋
ドローンが飛ばせるグランド
元は小学校なので部屋が沢山あり、インキュベーションにむいています。
時代は繰り返し、こんどはこの杵築から何が生まれるのでしょうか。
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