新しいドローンが発表される時はわくわくします。
最近ではDJI社の新製品がつぎつぎと発表されParrot社はコンシューマー市場でDJIに圧倒されていました。(2社の製品の優劣や機能比較は他の方にお任せします)
さて、7月16日に発売が決まった「Anafi」はカメラが上下180度にチルトするためオーバーハングした構造物や橋梁の裏側や天井部分を撮影できたり、Dolly Zoom(台車で前後に移動しながらのズーム撮影する手法)とか、産業分野から芸術分野に至るまで撮影のアイデアを刺激する機能が実装されています。いっそBullet time one Cameraまでできるようにして欲しいと妄想してしまいます。2010年にAR.DroneといったネーミングでドローンとARに注目したドローンをリリースした会社ですから、さまざまなユニークな機能が実装されても不思議ではないかもしれませんね。
「Rolling Spider」は壁を登り天井を走り、「Mambo」はキャノン砲を撃ったりグラバーで物を掴むことが出来るガジェットで童心に返らせてくれました。
小学校ではキャノン砲での打ち合いが一番人気がありました。たとえ2~3mの射程しかないとしても。
そんな仕掛けは機体の大きさや価格に関係なくわくわくさせてくれました。
(ついでに言うとARDroneSDK(Github)にはコマンドが実装されていてmambo用のダブルアームタイプのLEDライトなども製品として企画されていたようです)
ARDroneSDKはParrot Anafiにも対応するの?
前置きがとても長くなりましたが、結論からいうと対応するようです。
ParrotのDevelopers Forumを読むとParrotの中の人はオープンソースであるARDroneSDKは「Anafi」にも対応するとのことです。
Parrot Developers Forum
http://forum.developer.parrot.com/t/parrot-anafi-sdk/7508
こんなアプリを開発してみたいと思いました。
360°全天画像の撮影してみる
カメラですが、機首を中心にドローン機体を水平方向に360°回転しながら上下180°チルトを同時間で同期させた動画を、全天の静止画にマッピングしてやればRICHO Theta のような全天カメラで撮影した画像も作れます。そのままゆっくりと前進すれば全天動画を作ることができるかもしれません。
Thetaより有利な点は撮影者の持ち手が映らない構図が実現できる点ですね。
ドローンに全天カメラを積んでいた人にはいいかもしれません。
分野にもよりますが、わざわざ全天カメラを買う必要が無くなるかもしれません。
https://blog.studiosport.fr/drone-parrot-anafi-annonce/
Sur l’application vous retrouverez les fonctions intelligentes de vol Cineshots : Reveal, Epic, Rise et 360°. Pour de nouveaux moyens de faire vos selfies, retrouvez les SmartDronies : Dolly zoom, Boomerang, Orbit, Tornado et Parabola. Une nouvelle fonction Dolly Zoom apparaît, elle permet de reproduire un effet vertigo. Des modes cameraman (assistance au cadrage) et Follow Me (application supplémentaire payante nécessaire d’après Parrot) vous permettront de filmer vos activités sportives.
Cineshots : Reveal, Epic, Rise et 360°てなんだろう?もしかして・・・
ScratchでAnafiをプログラミング飛行させてみる
Scratch2.0 offline editorにドローン個別の飛行コマンドを追加します。
Scratch Extension (「実験的なHTTP拡張」)と呼ばれるScratchの機能を拡張するための仕様があります。
このScratch Extensionの仕組みを利用するとHTTPリクエスト/レスポンスという形で外部のソフトウェアと通信することができます。
Scratch2.0 offline editor自体はAnafiと通信できなくとも外部のソフトウェア側(ARdroneSDK)でAnafiと通信するようにすればよいということになります。
ARDroneSDKの情報がありましたら随時更新していきます。→ ARDroneSDK3 API Reference日本語版(弊社訳) http://arsdk.rediscovery.co.jp/
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